“AKARI”と名づけられた照明の彫刻はイサム・ノグチと、岐阜の伝統的産業である岐阜提灯との出会いの中から1952年に創り出されました。
光を柔らかく拡散させる和紙の性質と、骨組みとなる竹ひごを荒く不規則に張りめぐらすことによって、和紙の縮みや、しわをそのまま残し、たんなる照明のための器具にはとどまらず、光の彫刻として成り立たせました。あくまでも素材にこだわる制作姿勢は、日本の伝統的な工芸品に見られる性質であり、また、“AKARI”の持つ軽やかさ、はかなさという性質も日本古来の美意識にもとづくものです。
イサム・ノグチのこの作品は、日本固有の美しい工芸品を見事に現代に蘇生させたとして、たちまち世界中から注目され、日本グッドデザイン賞の受賞やニューヨーク近代美術館に収蔵されたのをはじめ、各国の家庭や店舗で広く愛用されています。
1950年代はじめにデザインされた初期のAKARIは、竹ヒゴが細かく均一で、シェードの上下には木の口輪が配されているのが特徴です。
小型サイズのテーブルランプから大型のフロアランプまで揃っています。このシリーズは3本、又は4本の細い鉄製ワイヤーの脚部を持っているのが特徴で、全体を可能な限り軽くつくるようにデザインされています。
ベッドサイド、サイドテーブルの上、またはフロアなど用途や好みにあわせて様々なデザインをお選びいただけます。
ペンダント用として天井から吊り下げて使用するものは、AKARI製品のうち最も取扱いが簡単で、シェードに真張を入れて引き伸ばし、電球がシェードの中心にくるようにセットします。
同型のデザインでもサイズが各種ありますので部屋の広さによってお選びいただけます。リビングルーム、ダイニングルーム、その他あらゆる場所によく調和します。
卓上及びフロアスタンド用として、鋳物をベースに、竹を支柱にしたスタンド器具が各サイズ揃っています。
それぞれ本体上部のパイプを付け替えることによって、各種のシェードと組み合わせることができます。
BB3は真ん中で分割できるのでコンパクトに収納できます。
主に天井から吊り下げて使用する目的でつくられた、大型サイズのAKARIです。2灯式スタンド器具のST2と組み合わせることでフロアスタンドとしてもご使用いただけます。リビングルームのコーナーや吹き抜けの玄関などにご利用いただけます。
UFシリーズという名称でつくりだされたあかりは、初期のスタンド部分を改良した、蜘蛛の足を連想する脚部が特徴になっています。